ゆおねろぐ

ただのメモ帳

ウロボロス完

シュタゲ小説『円環連鎖のウロボロス』2巻読了。
一言で感想を書くと、「腑に落ちない」かなぁ(ぉ
ただ、もともとの題材が面白いので読んで損はない。
ゲームもアニメも知らずに読んでても泣けたんじゃないかな。知ってたから思い出して当然泣いた(ぁ
ゲーム版を踏み台にしてる部分が多々あるので、ウロボロス読むならゲームもやった方が楽しめるかと。
以下はアニメ→PSP版→Reverse→ウロボロスと触れてきた上でのウロボロス感想。
大筋は原作と同じようにアトラクタフィールド理論によって収束するけど、過程となる世界線が違うイメージ。
ゲーム版の過去改編にイレギュラーが起きたらどうなるか、ってのが過程の部分にガシガシ突っ込まれてる。
んでその過程がところどころ腑に落ちないというか。ゲーム版をやってるからってのもあると思うけど。
まだ1回周り読んだだけだから読み落としもあると思う。
特に理論理屈に関しては複雑になりすぎてて1回周り読んだだけでは整理しきれてない。
リーディングシュタイナーの穴とか面白いけど、まだ頭の中がぐちゃぐちゃw
腑に落ちないってのは理論理屈のつじつま云々より感情的な部分。
ルカ子とフェイリスのエピソードはバッサリ切られ、
萌郁のDメールは萌郁が死ぬ前に打ち消した(最初に自殺はしてるが)。
改編した過去を「なかったことにする」ことで犠牲にしてきたものを背負う、ってのが凄く薄くなった感が。
紅莉栖の「アインシュタインに文句を言いたい気分」なセリフがカットなのも同様。
どちらを助けるか(=どちらを見殺しにするか)の選択に苦悩するのは感情面の影響が大きいはずだし。
なんというか、探偵ものの解決編のような感じ。